群馬県立みやま養護学校藤岡分校(仮称)整備
2021年5月30日
|By mk-archi
県立みやま養護学校藤岡分校の設計を行いました。
群馬県建築設計センター内提案競技で選出されました。
藤岡市立東中学校に近接する敷地で、のどかな田園と住宅地に囲まれた、教育に適した環境です。
市民の暮らしと中学生の活動、田園風景が混在する景観の中で、地域のさまざまなアクティビティと交信しながら、落ち着いて過ごせる「やさしい学校」を目指しました。
校舎内部は、生徒さんたちの活動を支援するために、全体を行き止まることのない、必ず繋がる「輪=回廊」と考え、この輪に砂鉄のように付帯する各教室を必要に応じて割り付けています。また、輪の構築によって出現する中央の余剰空間では、校舎内に広がりがつくられ、そこへ光や風が導かれ、周辺環境と一体となった建築的演出が行われます。
教育現場で最も重視される「やさしさ」「調和」そして「繋がり」を、この建築計画が十分にサポートできることを願い、半年に渡る作業を終えました。